CAVI/ABI検査

CAVI/ABI検査とは

CAVI/ABI検査とは、「血圧脈波検査装置」により動脈硬化を客観的に評価することのできる非侵襲的な検査のことです。
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、閉塞性動脈硬化症などを引き起こす動脈硬化をいち早く、適切に診断することで、各疾病を予防することにつながります。また検査により、おおまかな血管年齢の判別もできます。

健康保健で検査を受けることができますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

CAVI(キャビィ検査)

「CAVI(キャビィ)は大動脈を含む「心臓(Cardio)から足首(Ankle)まで」の動脈(Vascular)の硬さを反映する指標(Index)で、動脈硬化が進行するほど高い値となります。
大動脈の進展性の低下は心疾患の発症や予後を規定する因子となることが知られており、早期診断と管理に役立ちます。
自覚症状がないことから「沈黙の殺人者」と呼ばれる動脈硬化症ですが、簡単に発見できる方法が「CAVI(キャビィ)検査」です。」

 

ABI(足関節/上腕血圧比)について

ABIは上腕部と足関節部血圧比(足関節部血圧÷上腕部血圧)を求める検査です。
ある程度太い血管の内腔が閉塞したり強い狭窄部分があると、それより末梢の血圧は低下します。例えば総腸骨動脈や大腿動脈、膝窩動脈、前脛骨動脈、後脛骨動脈などに強い狭窄部ができるとABI値は小さくなってしまいます。また、本来上腕血圧も足関節部血圧も左右ほぼ同じはずですが、測定部位より心臓側の血管に狭窄部が存在すると血圧値に左右差がでます。

 

 

検査内容について

腕は肩から肘まで露出、足は膝から踵までを露出していただきます。ベット上に横になり、血圧測定時のように安静にしてください。

自動血圧測定と同じ要領で加圧し徐々に減圧いたします。測定自体は1回3分程度で終了しますが、時にそれを2から3回繰り返すこともあります。

検査の所要時間は、衣服の着替えも含めると約15分程度です。

注意事項
眠っているとき

血圧測定時と同じく十分な安静状態が必要です。気持ちを穏やかにして検査に臨んでください。

冬場などズボン下着用で来院される場合、足首にゆとりのあるものを着用してください。

透析用シャントのある方はシャント保護のため、上腕は片側のみ測定いたします。念のため担当スタッフにお伝えください。

 



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